赤いイト ２
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ﾎﾟﾁありがとうございます！
花白先生登場
-・-・-
暗闇の向こうが微かに光り、俺は薄らと重たい瞼を開ける。
心地よいﾀﾞﾙさにもう一度身を任せようとした時、窓の外を見て飛び起きた。
｢ぅわっ朝！？締めっ切、り…？｣
目の前でﾋﾗﾋﾗと原稿が舞っている…なんで…。
｢まーた力尽きてﾄﾞｱの前で寝ちゃうんだから～体力つけないとﾀﾞﾒよ、ともちゃん｣
｢花白先生…｣
煙草を食わえ、長い髪を適当に後ろで束ねている花白先生こと花城拓巳。
｢眠気覚しにはやっぱりともちゃんの怒鳴り声ネ｣
｢いい加減にしてくださっｹﾎｯ｣
ああ、叫びすぎた。やっぱり喉が痛い。
｢どうぞ？｣
ﾆｺﾆｺ笑いながら、差し出されたﾎｯﾄﾚﾓﾝ。
俺はその相手を睨みながらﾏｸﾞｶｯﾌﾟを受け取った。
