小説 またあした
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「プライバシーやさけ、お断りします」
軽く柊の方を向き眉をくっとあげる。
「つまらん」
柊は口をタコのようにした。
「ほれで結構」
体制を元に戻し、エリからのメールを開いていく。エリには適当に返信しておく。心配かけたとか、手土産はいらないとか、そんなこと。
「辛くないんけ、河口はほれで」
私は柊が時々苦手だ。今みたいに、急に暗い話し出すから。
「どういうこと?」
「俺にも一応昔は彼女おったんよ。ほやさけ入院したばっかの頃はつらかってんよ」
涼に会えなくて、辛くないわけないじゃん。そうツッコミたかったけど、しなかった。特に理由はないけど、言いたくない。だから柊が乗っかりそうな別の話題に展開させる。
「えぇ!?」
「なんやいね」
「柊にも彼女おったんけ!?」
かおり
またあした 吉沢亮▷キスマイ▷AAA▷田中圭▷有村架純 全員顔ファンじゃないです。それぞれの演技力の高さやバラエティで垣間見えるその人自身...