小説 またあした
わりぃ。こんな言ったらいかんこと……」
「ええよ、別に。柊の余命や短くなるって聞いた瞬間に、うちも同じこと思ったさけ」
そっか、本当に私の最期は近づいてるんだな……。
「精一杯生きてや、柊」
「お前もな、河口」
その時初めて柊がこちらを向いた。
お互いが交わした精一杯の笑みは、二人の最大限の悲しみを表していた。
手術日前日、ついに明日に迎えた手術を控え、私は涼への手紙を書いていた。まず、私が伝えたいこと。_____ごめん。謝ること。
「どうけ」
書いている最中に、柊が話しかけてきた。
「話しかけんといてま。集中しとるさけ」
「今思っとることをちゃ書けばええ。昨日はこう思っとったなんてどうでもええから、今思っとることを、」
「ああもう、分かってるよ! うるさい!」
「へいへい」
またあした 吉沢亮▷キスマイ▷AAA▷田中圭▷有村架純 全員顔ファンじゃないです。それぞれの演技力の高さやバラエティで垣間見えるその人自身...