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小説 またあした

投稿日:
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「へいへい」
柊を遠ざけて、再び意識を集中させる。
柊のことは書くべきなのか。いや、書かなくていいか。書く必要がない。他の男と気配なんてさせるものじゃない。

そうして二時間半ほどかけて書き上げた手紙は、大きめの便箋2枚に渡った。
「書けたけ」
「うん。以外に少なかった」
「量より質や」
「うん」
するとそこへ、エリが来た。休日だったため、今日は夕方ではなく昼前に来た。
「聖月、内田くん、おはよ」
この挨拶がまだできる時間。
「おはよ」
「エリおはよー」
「それなに?」
机に置かれた便箋と封筒を指差す。
「涼に手紙書いたの。エリにお願いしたいんだけどさ、______私が死んだ後、日記と一緒に涼に渡して欲しいんだ」

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