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小説 またあした

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「知らせてないんです、聖月。今さら合わせる顔ないって」
「今からでも知らせるのは、」
「やめてください。聖月の意思を尊重しましょう、お母さん」
母親はそう? とあまり納得がいかないようだったが反論はしなかった。
いつしか季節は秋になり、冬になり、12月へ入った。未だに二人は目を覚まさぬまま、隣り合って寝ているだけ。
始めはICUにいたが、二人とも前の病室に戻された。聖月の意識がなくなってからも、翔は病院に来ることはなかった。



私は夢を見ているのだろうか。隣で柊が寝ている。その周りは白い光で覆われて、私の見る世界には、私と柊しかいない。
すると、柊は目を開き私の方を見て言った。
「まだ生きとったんやね」

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