7ー11
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「なんで?綺麗だよ。俺のために泣いてくれてるんだろ?」
「……っ」
…あぁもう、貴方には敵わない。
「私も…好きよ、永和…」
熱っぽい視線に絡まったように動けない私に、永和は優しく唇を重ねてきた。
1度離してから再び、
────今度は少し長い口付けをした。
空っぽになった家に挨拶してから、私は車に乗り込む。
永和は見送りには来ない。
私が来ないように懇願したからだ。
見送ってもらったら、別れがたくなるから。
…永和。きっと、いつか。待ってる。
少しして車は、この街から次の街へと走り出した。
END
Nami☆
恋愛小説書いてます! よかったら、1話だけでも読んでいってください♪ アカウントは5月31日に消します、今までありがとうございました!!...