願い
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｢家族みんなで食べるのか？｣
｢お母さんは忙しいから後で食べるよ｣
｢このあと1人でたべるの？｣
｢そうなるね｣
｢じゃあ、おれも夕飯食べてもいい？｣
……？
幽霊がご飯？
不思議そうな顔をしている私にレイがいう
｢おれも、教えてもらったんだけど自分のことが見えてるやつが自分を認識してくれればご飯が食べられるらしい｣
それは、誰から教えてもらったのだろうか……
｢だから、飯食わせて！｣
両手を顔の前でくっつけて目をつぶってお願いする
そんなふうにお願いされても2人分のご飯とおかずしかない
｢ほら、以外に飯食えば成仏するかもしんないし！｣
どんな安い願いだよ……
それ、私が見えなくてもいいじゃん……
コーヒー男爵
自己紹介 恋愛小説を書くのを今は主体としてやってます フォロバ率は100% 気軽に絡んでください。 （小説の感想とかポチとかでよろこびま...
