気のせい
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｢おーす、空｣
今去市病院
ここに事故にあった同級生が入院した
｢おぉ、来てくれたか
拓也、章｣
｢お前がトラックに跳ねられたって聞いた時はビビったぜ｣
｢悪かったな｣
空は学校の帰りに公園の近くで事故にあい、
一時は生死をさまよっていた
｢お前ら、お見舞いは？｣
｢あるわけねーだろ｣
｢俺は持ってきたぞ｣
｢流石だ！章
拓也とは違うな｣
この感じだと退院も近そうだ
持ってきたジュースやお菓子で話してると、そう思えてきた
｢ちょっと、トイレ行ってくるわ｣
空の病室を出ると、奥の角に篠原さんがいたような気がした。
気のせいかもしれないけど、
気のせいじゃないかもしれない
コーヒー男爵
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