小説 短編 言いたくて、言えなくて。
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ーーー……
今思えば、あの瞬間、彼女に落ちていたのかもしれない。そのあとは彼女の気を引くことに全力を注いだ。もう笑えるくらいに。
だが今こうして腕の中で震え、涙をこぼして俺にすがる彼女を見ているとがむしゃらになって良かったとさえ思う。
「…なあ、ユキ。」
「………はい。」
「…今までごめんな。」
「…っ…」
「俺もお前が好きだよ、ユキ。」
言いたくて、言わせたくて。 完結
雨日和
画像とかまだまだ未熟ものですが そんなわたしの画像でも好きになってくれる 心優しい方はフォローお願いします! 小説始めました。 拙い文...