#3
だから、
最初話しかけられた時は、嬉しくて嬉しくて…
そのパン屋さんからの帰りは、出来もしないスキップで帰ったんだよ。
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そこから、知り合い、友達、そして恋人。
距離が縮まっていく日々は幸せで幸せで堪らなかった。
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高校卒業後も恋人関係が続いて、お互いに就職。
夜景の見えるレストランなんて有りがちな場所でのプロポーズも、君は泣きながら喜んでくれたね。
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たまにあった夫婦喧嘩だって、君が家出した時だって、いつも謝ったり探しに行ったりするのは僕で。
泣きながら抱きついてくるのは君で。
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道を歩く時、君が恥ずかしいって言っても無理やり手を繋いだら顔を赤く染めてくれる、そんな君が愛おしかった。
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だけど___
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