#3 クラブ
このタイミングで日向!?
この現場がバレたら──僕と山口の関係がバレたら──入れ替わっていることがバレたら──色々な『もしも』と『バレたら』が一気に脳を駆け巡る。
月(見た目は山口)「山口! お前は今から月島蛍だ!」
山(見た目は月島)「え?」
月「僕になりきるんだ!」
山「判ったツッキー!」
月「判ってないデショ?」
山「…わりぃ、山口」
容姿と同時に声も入れ替わっているので、自分に話しかけられているような感覚におちいる。
月「じゃあ行こうツッキー!」
全力で笑顔を作ると、山口の手を引いて日向の声がした方へ駆け出した。
山「…ツッキー…」
月「何? あと今お前は月島蛍だから」
山「笑顔、ぎこちない」
月「──………」
思いっきり、山口の腹部に正拳を叩き込んだ。
どうもっ! 宮瀬幸雲(みやせ こううん)です! 夢と腐を両立する馬鹿です。← 基本無言フォローです!すみませんがよろしくお願いします…! ...