風の歌い手 八弥&朧side.2
妖の国と天の国の国境 迷いの森前にて
八弥から事情を聞いた朧は、作戦を決行すべく八弥と共に迷いの森を訪れていた
「…ふむ。確かに僕らでは入れそうにないのう。元居た場所に戻されるなど初めてじゃ」
改めて共に森の中へと足を踏み入れたが、八弥の言う通り幾度試しても自分の入った場所へと戻され続けた
初めての現象に、朧は苦笑を浮かべる
「此処までするとは…天月殿め、余程の無茶を企んでおるようじゃな。…何かあってからでは遅い、早う見つけてやらねばのう…」
朧は自身の影で分身を作り、森の中へと足を踏み入れさせた
「……上手く行きそうか?」
朧は眉をしかめながら森を見つめていた
「いや……此れでは難しいかもしれないな…。何と言えば伝わるのか難しい所じゃが…こう、抵抗が強いというのか…今にも追い出されそうな……」
そう言っていると、先程森へと入って行った分身が目の前へ戻って来た
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