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だって、 72

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「…」
紫耀「…」



き、気まずぅぅぅぅぅぅうぅ!!!!


気まずいよ〜、紫耀くん…

すると…

「…!」

紫耀くんはさりげなく私の手を握った。

私がいくら動揺した顔を紫耀くんにアピールしても、
全然動じない。むしろ、「なにか?」とでも言いそうな
レベルで澄ましてる。

それにしても、このまま学校行って、北斗くんにこの手を見られたら何か誤解を与えてしまうんじゃない?
突然そんな考えが浮かんできて、急に焦り出す私。

北斗くんの彼女の身である分、北斗くんを裏切るようなことは絶対にしたくない。
だから、私は正直に言うことにした。

「しょ、紫耀くん!あのn…」
紫耀「離さないよ、絶対。僕は離す気なんてさらさらないから。」



がっ…がっ…う、嘘でしょ…そんなことある…?
勢いよく手を振り払おうとしても、昔から筋肉質な紫耀くんの力に勝とうなんて無駄がすぎた。


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