上司の色恋沙汰 10│降谷零
(...まさかあのタイミングで惚れるとは)
だってそうだろう?いきなり部署に入り込んできて大声を上げ怒鳴りつけてき挙句の果てには自分だけスッキリして帰っていく
あのどこに惚れる要素があるというのだ
やはり超人の感覚は恋愛の方でも少しズレているのか?
そんな上司の馴れ初めを思い出しながらカタカタとパソコンを動かす
ちなみに上司はというとまだ彼女に会えた余韻が抜けないのかどこか上の空で やれ可愛かっただの今日のメイクはいつもと違っただのブツブツ呟いていて正直引いた
「...次はいつ来てくれるだろうか」
「降谷さんが問題を起こさないかぎり来ないと思うのでご安心を」
そうピシャリと言い放つと...グッと何かを押し殺したような声が上司から聞こえたような気がしたが気にせず仕事に打ちこんだ
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