上司の色恋沙汰 11 │降谷零

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「...風見、じゃあ僕はどうすればいい
...何を壊せば彼女に会える」


「壊さないでください。また怒られるだけですよ
というかそんな事をしなくてもご自分から会いにい けばいい話では？」


もしかしてこの人今まで彼女に会いたいという理由で色々壊したりしてたわけじゃないよな？


そう思いながら訳の分からない事を言う上司に現実的な答えを答える


だってそうじゃないか
会いたいなら会いに行けばいい。簡単な話だ
だかこの上司はその簡単な事をやろうとしない


どんなに難しい事でも出来ると言ってのけ本当にできてしまうこの公安のエースが、だ



「馬鹿か、風見。僕がいきなり彼女の部署に殴り込みに行ったら驚かれるだろう」


「...！？いやいやいや、どうして殴り込みにいく前提なんですか...！？普通に休憩スペースとかで会われては？時々居ますよ。彼女」