上司の色恋沙汰 13 │降谷零
そんな事を考えていると上司がそれを見透かしたようにガタリと席を立った
「...風見、今から行くぞ」
「...はい?」
まるで今から戦場にでも赴くかのような顔で立ち上がり即座にパソコンの電源を切った上司に慌てて声をかける
「い、行くってどこに...!?まさか降谷さ...」
言い終わらないうちに休憩スペースだ!とカッとした表情で言われ内心ヒィ!と声を上げる
「ま、待ってください降谷さん...!確かに休憩スペースにいるとは言いましたがそれは昼食をとるランチタイムの時間であって午前中の今の時間帯にはどう考えてもいないかと...!」
スタスタと扉へ向かってあるく上司に自分も大慌てで追いかけ言葉を続ける
上司が好意を寄せている彼女は基本ランチタイムの時にしかそこに姿を現さない。自分も何度か足を運んだことはあるのだが彼女の姿を見たことは午前中に一度もないのだ
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