上司の色恋沙汰 14 │降谷零
「お前が会いに行けばいいといったのだろう」
「...た、確かに言いましたが...!それは別に今日じゃなくてもいい話で!!あ!ほら!降谷さんさっき会ったばかりじゃないですか!!」
「僕はもう会いたいんだ」
「し、しかし貴方さっき...!!」
──── めちゃくちゃ怒られてたではないかっ!!
つい数分前まで大声を上げられ敵意むき出しにされていた相手とよく会えるな...いや上司の場合は好意を寄せているから何も問題はないのだが彼女の方からしてみればたまったものじゃないだろう
とりあえずこの場をおさえなくては...!
謎の使命感に駆られ扉へ向かう上司に何度も言葉をかける
すると運良く扉のドアノブにまで手をかけていた上司の動きがやっと止まった
(...よかった!分かってくれた!)
内心めちゃくちゃ喜びつつ背を向けている上司をジッと見つめる
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