はじめまして、恋心 2 │爆豪勝己
別に居心地が悪い訳ではない
むしろ彼らとは驚く程に気が合い居心地なんてものは最高だった
落ち込んだ時には切島や上鳴が励ましてくれるし瀬呂だって気を遣って何かを奢ってくれる
最近に至ってはあの爆豪でさえも無言でジュースを奢ってくれるほどの仲になった
だがしかし彼らにも私にもそこに恋愛感情なんてものは存在しなかった
ただの友として
良き友人として
【友達以上恋人未満】の関係性がこれからもずっと続いていくと思っていた
...そう思っていたのだ
あの時までは
***
「おい、聞いとるんか」
「...っえ、」
混じり気の無い赤色の瞳に見つめられて思わず間抜けな声を出す
...そうだった私。今は週に一度開かれるお勉強会の時間だった
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