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「へーーーーーーぇ。そうなのですかぁ。」
「お、怒らないでって言ったじゃないですか!」
「怒ってなどいないのです。」
「ひえっ」
ちらりと天井の装飾に目をやる。橋姫はジャンプしたってぶつかることなんてないのでしょう。橋姫は。
彼方はんたら、いちびってはるんやろか。
「ゴホン!」
気を取り直す。こんなことで心を乱される訳が無いのです、なんて言ったって橋姫は先輩なのですから。
「…怪我はあるのです?未来のお医者さんに見せるといいのです」
「ないです!!!」
「それは良かったのです」
まぁ、問題に巻き込まれたとかそういうことじゃあなくて良かったのです。うん。良かった良かった。
何となくスッキリしない気持ちを引きずって、申し訳なさそうな顔をしている彼方さんに声をかけた。
「この後、なにか用事はあるのです?」
「え、ううん、大丈夫です…」
2021/01/26更新 【PROFILE (雑)】 名前 お好きなように(( 誕生日 8/1 青い鳥 @Ra_Bi_3 取説 チキンです🐔 ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ 【諸連...