三、奉仕精神皆無
「は?なんで私が?」
他をあたれと突き放す。
自分が他人に奉仕?…ありえない。そこまでできた人間じゃない。
「だって…暇人そうだから」
「暇じっ…」
たしかに仕事は終わった。暇人という言葉を否定したかったが、明日も残念なことに仕事は無く1日空いてる暇人なのだ。
「人探しくらい良いでしょ?…それともなにか不満でもあるの?」
首を傾げる少女に「当たり前だ」と腕を組む。
「報酬が先。話はその後。」
タダでは動けない。…いや、動きたくない。
「え、そんなこと言う?私、子供だよ?」
大人気ないと言われたが聞こえないふりをした。
「…まぁ いっか」
彼女はそう言うと懐から布でできた小さな袋を取り出した。
「お団子。本当は私のおやつだけど あげるよ」
魚の数が浮上率。 🐟🐟🐟 暇人級浮上率(100〜75%) 🐟🐟 通常授業級浮上率(午後7時〜、75〜35%) 🐟 低浮上、コメ返のみ浮上(〜35%)...