(注意、暴力的表現が苦手な方は×かもです)
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最初に感じたものは柔らかな物に入り込むような感触。続くようにして硬質な感触が告げた、限界。赤をつけるための筆が全て包まれたのを意味していた。
「か、は……あ?あ……あ、ああ。」
うるさい。たかだか腹を刺した程度でこのざまだ。早くこの女が持っている白い傘を赤く染めなければ。ほら、滴った赤が傘を彩っていく。いけない。雨がせっかくの色彩を台無しにしていってしまう。やむをえない。
僕は自分の使う赤い傘を、今しがた静かになったそれに開いた穴へ差し込んだ。これで雨は大丈夫だ。僕の傘もだいぶ経ったのか黒ずんでしまっている。けど問題はない。新しい傘は今できるのだから。
殺神屋
殺神屋ですヽ( ´ ∇ ` )ノ よろしくお願いします お返事が遅くなってしまう時もあります。そのときは、申し訳ありません。