つちねこさんリクエスト

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「えー？説明って言われてもなー…」

悪びれる様子もなく、さそがし広いであろう視界に、私をチラリと映す。

「紅葉が寝てるの見てたら俺も眠くなってきて…。で、寝ちゃえ！みたいな？」

「だからってなんで膝枕をチョイスしたの!?」

「…んーーー好きだから？」

膝枕が好きってなんなの!?

変態なの!?

可愛いの!?

私が悶々と思考を始めると、彼はつまんなそうに私のブラウスを引っ張った。

「まーた勘違いしてるだろ、紅葉」

先程まで、至極眠そうだった彼の眼は、ギラつき始めていて。

「どーせ、膝枕好きなのか、とか、変態、とか、考えてるんだろ？そーじゃねーんだよなー」

見事に図星だった私は、為すすべもなく黙り込む。

すると、急に起き上がった彼が、ガシッと肩を掴んだ。