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「あっ…恵美ちゃんっ…!」
病院に着くと、直樹のお母さんが玄関で待っていた。
「あのっ…直樹…直樹は…!」
「あのね…命に別状はないの…少し…骨折しただけ…」
なんだ…良かった…
命に別状はないと言われ、胸を撫で下ろした。
「でもね」
直樹のお母さんが暗い声で続けた。
「直樹の記憶が…一部…ないの…」
…え?
直樹の…記憶…?
「え…それって…どういう…」
「自分のことと…私達家族のことはすぐに思い出せそうなんだけど…学校のこと、友達のこと、彼女の…ことが…」
“記憶喪失”
事故で頭を強打した直樹は、記憶の一部、学校のこと、友達のこと、先生のこと、
…私のことを
忘れてしまった。
私は呆然としたまま直樹がいる病室へと案内してもらった。
ヾ(・ω・`)ネェネェ 下まで読んでくれたら嬉しいです!🍓 私が好きなもの💕は… Honey Works、かげプロ、嵐、窪田くん、ラプンツェル、卓球、ゲ...