おぼっちゃまに恋してる#4
お兄ちゃんと景子さんは目の前で堂々とイチャイチャし始めた。
2人は夫婦だけど、目の前でこんなのは…。
「踊ろうか、景子。」
「ええ、あなた。」
2人だけの世界に入っていったお兄ちゃんと景子さんは仲良く手をとりあって、社交ダンスをしている集団の中へ入っていった。
「えっ!お兄ちゃん!景子さん!」
全く知らない場所で、知ってる人もいないここで1人にされてしまった私は少し焦り、社交ダンスの集団の中からお兄ちゃん達を探そうとする。
しかし、それは、無駄な努力だった。
「どうしよう…!」
そう、アタフタしていると…
「どうしたの?」
後ろからとても優しい声がした。
振り返るとそこには金髪でいかにも金持ちのような端整な顔立ちの男性がいた。
その人は私をニヤニヤと気持ちの悪い目でみている。
「君、どこの令嬢?」
「あ、私は一般人です。令嬢なんかじゃないです。」
はじめまして、ヒナ・Yです。主に進撃の巨人、ダイヤのA、GReeeeN、小説を投稿しています。学校生活もあり、投稿が遅くなる時がありますので...