第5話
奥山昂也くん。
あんな風に笑うんだ。
ただの怖い人じゃないんだ。
そう思ったらなんか嬉しくて、
小さな小さな幸せを感じた。
―下校―
「梨沙!帰ろ?」
「わかった!…あ、ちょっと待ってね。」
叶が言った。
「よし、行こう。」「おい、呼んでるぞ。」
声が重なった。
声は低くて冷たくて間違いなく奥山くんだった。
「え、誰が?」
「先生。」
「んじゃ、しょうがない。また明日!」
叶はそそくさと帰ってしまった。
前から思っていたが、叶は切り替えが早すぎる。
それにしても先生に呼ばれたとか、
ほんともうやだ。
「あ、小原、職員室で話そう。」
私はあなたと話したくありません。
若い先生だが、熱くてめんどくさい先生だ。
正直得意ではない。
「…どうした、小原、具合悪いのか?」
「は?」
これもまた声の主は奥山くんだった。
¥♡FRIEND♡¥ シャカリキ皇子の姫サマ いつもありがとうっ ほんとに感謝してるよ! 加工もうまいし憧れます( ºωº ) これからもよろしくっ 仲...