りぼめる
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いつも穏やかに笑う父とはちがう、険しい顔で
「悪かったな」
「いいえ」
「○○」
低い声にピクッと肩を揺らす。
聞いたことのない父の出す低い声にあたしは少し恐怖を感じた。けれどそれを悟られたくなてあたしにいつものように気丈に振る舞った
「なんですか?お父様」
父の近くまで歩む。父はコーヒーを飲みながら1息つくように息を吐いた。
コーヒー独特の香りが鼻を掠めた
「○○‥‥‥。これを見て分かるだろうが戦いが起きる」
「はい」
「だから、お前にはジョットさん‥‥‥‥ボンゴレファミリーの方に避難してもらう」
「えっ?」
目を見開いて父を見る。
父はいつもニコニコと笑っていて優しい人だ。
続く
名無しさん