5ー10
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私もたまには少し素直になってみようかな──。
ふと、そんなことを考えた。
らしくない。らしくないけど。
それから、グッと彼の制服のネクタイを握って引っ張って、
「…すき」
耳元でそう呟き、唇を優しく重ねる。
「い、いいいいい泉ちゃん!?」
「……うるさい」
真っ赤になって呆然と口元を押さえている彼に笑いが込み上げる。
してやったり、と得意な気分になる。
もう1発、かましてみようか。
「教室戻るよ─────"大雅"」
Nami☆
恋愛小説書いてます! よかったら、1話だけでも読んでいってください♪ アカウントは5月31日に消します、今までありがとうございました!!...