7ー4
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日に日に無口になって、ただ荷物を詰める私を、母は心配しているようだったが、何も話しかけてはこなかった。
引越し前日────。
「もしもし…永和?」
「え、朱莉?どうした?」
今まで1回も連絡したことのない番号に掛けてみた私の心臓は、緊張ではち切れそうだった。
少し涼しい夜風が火照った身体を、いい感じに冷やしてくれる。
「今から…出て来れる?」
「いいけど」
「公園で待ってる」
「わかった」
電話を切って、ふぅーっと息を吐く。
星の輝く夜空を見上げた。
Nami☆
恋愛小説書いてます! よかったら、1話だけでも読んでいってください♪ アカウントは5月31日に消します、今までありがとうございました!!...