207話

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コ（なんだっつーんだよ。急に鼻歌なんか歌っちゃって。でもま、いいか。蘭が笑顔になってくれるならな…）

蘭の顔を見上げ、そして繋がれた手を見ながら、コナンは心からそう思った。
それからコナンも蘭につられて、音程の合っていない鼻歌を歌い始めるのであった。
工藤邸へ帰っていく二人の姿は、年の離れたとても仲のいい姉弟にしか見えなかった。


……工藤邸……
コ蘭『ただいまー！』

二人して玄関から叫ぶ。すると青子が玄関まで来て二人を迎えた。

青「おかえりなさい！どうだった、朝の散歩は？」
蘭「とってもいい気持ちだったわ！ね、コナン君？」
コ「うん！」

その二人の様子をみた青子は…

青（蘭ちゃんの笑顔が戻った。本当によかった。やっぱり、新一君じゃないとだめなのね。）

と思い、クスリと笑うのであった。
そうして三人はリビングのドアを開けて中に入ろうとすると、とても賑やかな声が聞こえてきた。