伊野尾慧 小説
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「昔から俺はお前の保護者みたいなもんだからさ、守ってやんないとなのに」
"保護者" か。自分で言ってて悲しくなるなんてバカみたいだ。そんなのそばにいたい口実でしかないのに。
「おばさんたちに今帰ったって連絡入れといたから
じゃあ、おやすみ」
マンションに入っていくまで見送ろうと思っていたのに、レイナはなかなか動こうとしない
「レイナ?」
「…ドアの前まで送って欲しい」
目線を落として俺の服の袖を引っ張ってくる
こんな頼み方されたら
「わかった」
断られるわけがない
「ありがとう。おやすみなさい」
「うん、おやすみ」
ーガチャー
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あさてり🎓
あさてり🎓と申します。 気ままに投稿いたします🐢 予定はなく気分で小説も書いてます✍️ テキトー王子に永遠片思い📮_____💌.