ネタ話はもうすぐ、
洩れて聞こえてきた愛しい彼の声に黒子はビクッと身体を揺らし、携帯を持っている青峰を凝視した
青峰はその視線から逃れるかのように黒子に正面から抱きつき手を頭に回すことで声が聞こえなくしようとする
しかし、やはりというべきか、
確実にはそうならなかった
黒子は眉間に皺をよせ微かに聞こえるその声に耳を寄せた
青峰が黙っている間にも捲くし立てていたのだろう、焦ったような苛立ったような声が聞こえてきた
『…っ!おい!なんか答えろよ!!
…って、お前はテツか?テツなら、何かしら返してくるはずだ!誰だよ!』
「…、な」
『…な?』
小さく呟いた声を正確に拾わなかったのだろう、電話の向こうの彼は聞き返した
すると、青峰は耐えきれなかったかのように
肩を揺らし嗤った
「馬鹿だな、テメェ!あははっ!いい気味だぜ!!どうさ、大事なものを自分自身に奪われる気持ちは!!答えろよ!なぁ!オリジナルぅ?」
ポチ・コメ・フォローThanks!! 筧(かけい)と読みます 基本亀更新です 気ままに現れてはよく消えます。消えたら1ヶ月は余裕で来ません! 友希》ど...