黒ラノ　お礼ラノ

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斐奈子「私が好きなのは良くんだけだから…」


そう言い微笑むと良くんは私の身体を放した。


斐奈子「それに…今吉さんとか青峰くんとかと話してたのは良くんの事、聞いてたんだよ！」


まあ、あんまり良い情報は無かったけどね…(特に青峰くんは)


桜井「なっ…す…すいませんっ！！…でも…」


斐奈子「ん？」


桜井「あの…何か聞きたい事があるなら直接聞いて下さい…！」


斐奈子「ふふっ！そうするよ！」


笑顔で言いつつ、私は思った。


斐奈子(定期的に嫉妬させよう…)


良くんが抱きしめてくれるなんて滅多に無いんだもの。

と思う自分がいたが…まあ、やめておこう。


斐奈子「良くんもう一回抱きしめて！」


桜井「いや…その…無理ですよ！！すいませんすいません！！」


やっぱり、妬かせよう。定期的に。