ハイラノ
そんな痛い思い出を抱えたまま、伊達工業高校2年目の春が訪れる。
東北故に、満開には至っていない4月の桜。あくびをしながら、桜並木を歩く。
「あの、伊達工業高校へはどうやって行けば良いですか?」
二口「伊達工なら、俺も…って…」
目を見開いた。先程まで眠すぎて、あくびをしていた俺だったが一気に目を覚ました。
見た瞬間に分かった。俺の目の前にいるのは、かつて俺が嘘を吐いて傷つけた…好きな娘だったからだ。
二口「もしかして…〇〇?」
恐る恐る尋ねる。ちょっと大人っぽくなっているが、根本的な見た目は何も変わっていない。
〇〇「え、どうして…私の名前を…」
二口「え、覚えてない?」
〇〇「すみません…私、引越し先で事故に遭って…事故より以前の記憶が無いんです」
二口「え…」
〇〇「もしかして…昔の私を知る方ですか?」
はじめましてー! おそ松さんが熱いです!!黒バス、ハイキュー、Free!、弱ペダ、ダイヤのAなど好きです。他にも色々ありますけど、受験で...