ハイラノ

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二口「小学校の時、クラスが同じでちょっと喋ってたって程度だから…」

〇〇「そうなんですか！私、当時の事を全然覚えていなくて…思い出せたら良いなって…」

二口「へー…」

正直、思い出して欲しくない。思い出せば、きっと離れていく。俺はこの娘に酷い事を言ったから。

でも、昔みたいに無邪気に笑う君を見てると、やり直せるんじゃないかって…。過去をリセットして今度こそ上手く出来るんじゃないかって…思った。



思ってしまった。



〇〇「二口君、同じクラスだね！よろしく」

二口「あぁ、よろしく」

偶然必然？何でも良いが、運が味方してくれているのは確かだ。同じクラス、隣の席。ラッキーと言わずになんと言おう。

〇〇「この学校には、他に同じクラスだった子とかいる？」

二口「あー、この学校、あのクラスのメンバー少ないんだよな…」