ハイラノ

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〇〇「そうなんだ…」

二口「普通科とか商業科に進学した奴が多いな…」

〇〇「へー…ちょっと残念だな」

〇〇は残念そう。そんな〇〇には申し訳無いが、少し安心している自分がいる。

当時を知る人物に沢山会えば〇〇は記憶を取り戻すのではないかと…。俺が間違えなければ、〇〇が思い出す事は無いと思うし、今度こそ成功すると思ったからだ。

俺は、選んだ。当時の〇〇と接触の少なかった奴から紹介する。少しでも、記憶喪失が続けば良いと…自分勝手に願った。


〇〇「ごめんね…全然思い出せないの…二口君、練習忙しいのに…」

二口「気にしなくて良いから…むしろ、予定合わせてもらって…ごめん」

〇〇「二口君が謝る必要無いよ！協力してもらってるのは私の方だし…」