同級生
投稿日:
279
0
5
0
「わきませんよ
同級生とは、話したことないんで」
ずっと、病室か家の部屋だった
外から聞こえる同じくらいの子の笑い声や走り回る声
そんな自由をずっと見てた
私にはないことなんだって
「大丈夫、今話してる
これから、出来ることたくさんあるから」
「たくさんって、私のこと何も知らないのに」
「知らないけど、可能性の話だから」
「私は心臓の病気で治らないんです
だから、外を眺めてるだけでいいです」
「治ったら、外出て遊ぼうよ」
「治らないって……」
「ドナーとか見つかったら違うんでしょ?
よくわかんないけどさ」
実際私の病気は進みを遅らせてる状況
ドナーが見つかればなんてずっと聞いてきてた
コーヒー男爵
自己紹介 恋愛小説を書くのを今は主体としてやってます フォロバ率は100% 気軽に絡んでください。 (小説の感想とかポチとかでよろこびま...