心の鏡 月蝕side
雪斗チャンがおチビチャンを斬る訳ァ無ェ…
ンな事ァ…よォく分かってンだ
ただ…雪斗チャンの面ァ被っておチビチャンを斬った奴が許せねェ…!
今外出ちまったら…冷静に調査どころか、暴れちまいそうだ……
俺の事ァ俺が一番よく分かってらァ…
暴れちまうのは鬼の本能
けど…雪斗チャンと約束したンだ…
俺ァ…もう絶対ェ暴れねェ…
この約束のおかげで手に入れた幸せ…手放してなるもンかよ…!
落ち着け…落ち着け俺……!
背中を丸めて、ぐっと膝を抱え
衝動を抑え込んでいたその時だった
何処からか、異質な雰囲気を感じたのは…
まるで変わった雰囲気に釣られるかのように、部屋を出ようと立ち上がる
襖に手をかけた時…縁側の方から、何かが倒れた様な大きな音が聞こえてきた
…なんだか、妙な胸騒ぎがした
「…小雪チャン……小雪チャンッ!」
*フォローする前に一読お願いします* 浮上率不安定(現在平日はかなり低浮上) 投稿したりしなかったりが激しく、コメ返もコメ回りもすぐ出...