7ー3
投稿日:
303
0
6
0
「もちろんついてくるわよね?」
「…うん」
有無を言わせぬ口調に頷く。
たとえ何か言ったところで、丸め込まれるのは目に見えている。
…私の意見なんて聞く気ないくせに。
母は、にこりと微笑んで部屋を出て行った。
「ぅ…っく、」
途端に、胸が苦しくなる。
涙が1粒、また1粒と零れ落ちて、ベッドのシーツを濡らしていく。
「今回だけは、行きたくなかった…っ」
枕に顔を押し付けて、声が漏れないように泣いた。
Nami☆
恋愛小説書いてます! よかったら、1話だけでも読んでいってください♪ アカウントは5月31日に消します、今までありがとうございました!!...