あの頃のまま。16
修side
…
今日の二人の様子を思い出す。
本当に仲良かったんだろうな。
それは、哀斗と莉佳が。
久々に再会してから、初めて出掛けたっていうのに、そんなのを感じさせなかった。
それより、久々会ったのが嘘みたいだとも思えるくらい。
哀斗とは高校に入ってから仲良くなったけど、それなりには親友だと言える。
びっくりしたよ。
哀斗があんなに笑うなんて。
哀斗って学校ではしゃいでるガキの俺をいつも見守ってるような存在だったから。
もしかしたら、哀斗は…。
そう思うと少し悔しくなる。
莉佳とはこの前までよく言い合ってた。
まぁ、この前まで他人だったしな。
でも、話せば話すうちに打ち解けてきて、言い合いも無くなった。
それより共感する事の方が多くなってきて。
あいつの笑顔にドキッとした気がする。
もしかしたら、俺って…。
…まさか…な。
たまに更新します🙌 ※ペア画の受付は現在しておりません 恋愛小説書いています。 まだまだ下手ですが、読んでいただけたら光栄です。 あの...