あの頃のまま。17
莉佳side
哀斗との再会。
そして、修との出会いから3ヶ月経った。
桜が綺麗だった春から、もう夏の始まり。
あと一週間後からは夏休み。
今もちょっと日差しが強くて日焼け止めが欠かせないなぁ。
そんな中、せりが驚くことを言い出した。
「莉佳、あたし修くんの事、好きかもしれない…」
「え!?修!?」
「ちょっ!莉佳っ!」
あたしの口はせりの手で抑えられる。
く、苦しい…!!
「っはーっ!何するのよ!」
あたしはせりにそう言うと、
「それはこっちのセリフ!そんなに大きな声出さないで!」
あ、そんなに?
あたしはせりにごめんごめんと謝ると、少しせりは拗ねた。
かわいいヤツめ。
「え?でもどうして修?」
「え?映画の時から少し気になってて、話してたら気が合うなぁーって」
「なるほどね」
せりは頬を赤くして言うから、あたしは少しからかってやった。
恋はひとそれぞれ。
たまに更新します🙌 ※ペア画の受付は現在しておりません 恋愛小説書いています。 まだまだ下手ですが、読んでいただけたら光栄です。 あの...