あの頃のまま。32
「そういえばー…」
修の発言にあたしと哀斗、せりは耳を傾ける。
「橘の花火大会って明後日だよな?」
「そういえば、そうだね」
せりがコクンと頷く。
「せっかくだから四人で行かね?」
「おぉ!いいね!俺も賛成!」
哀斗が手を挙げてそう言う。
「せりは?」
あたしが尋ねると
「莉佳が行くなら行くよ?」
結局、行くことに決定した。
「楽しみだねー!明後日!」
帰り道でせりは楽しそうに話をする。
「そうだね!せりは浴衣着てくる?」
「そうしようと思ってるよ」
「じゃあ、あたしも浴衣にしよっ!」
浴衣はお祭りの鉄板だからね。
毎年、お祭りには行ってるけど、今年は特別。
だって、哀斗がいるから。
『似合ってるよ』
そんな言葉が聞けたらなぁ。
まだ夏休みは始まったばかり。
※投稿が遅くなり、すみません(><)
テスト期間中は遅くなります…
たまに更新します🙌 ※ペア画の受付は現在しておりません 恋愛小説書いています。 まだまだ下手ですが、読んでいただけたら光栄です。 あの...