あの頃のまま。33
「んー…。やっぱり家にいようかなぁ」
あたしはベッドに寝転がり、天井をぼーっと見つめる。
今日は楽しみにしていた花火大会の日。
でも、せりが外せない急用で行けなくなった。
せりも悪気がある訳ではないし、仕方ないよね。
約束してた二人にも連絡をしてみた。
修は他の人にちょうど誘われてるらしく、一緒にいく予定らしい。
肝心の哀斗は未だに連絡がつかない。
もしかしたら、もう予定を入れちゃったかもしれないなぁ…
「どうしよ…」
あたしが悩んで目を閉じたとき、
~♩♩
スマホから電話の知らせ。
画面に表示された名前は哀斗だった。
「もしもし?」
「何回も連絡してくれてたみたいでごめん!」
「うんん。全然大丈夫っ」
哀斗から電話が掛かってきたっていうのに、あたしは花火大会について聞く勇気がない…
「あのさ!」
先に口を開いたのは哀斗で
「一緒に花火大会行かねぇか?」
たまに更新します🙌 ※ペア画の受付は現在しておりません 恋愛小説書いています。 まだまだ下手ですが、読んでいただけたら光栄です。 あの...