あの頃のまま。37
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哀斗side
何だっ…何だよっ!この展開!
俺の胸は高鳴る一向だ…
俺のシャツの裾をきゅっと握る莉佳。
こんなの漫画の展開だろ…
花火がよく見える橋の近くまで来たっていうのに、動揺し過ぎて言葉も出てこない…
ドッドーンッ
音のする方を見ると、綺麗な花火が打ち上がっていた。
「わぁあ…綺麗だね」
振り向くと莉佳がキラキラした目で空を見ていた。
「…だな」
「哀斗…」
「ん?」
俺が問いかけると、莉佳は少し戸惑った表情をして
「誘ってくれてありがとね…?」
それだけ言って、顔を赤くする。
そして、俺の背中にそっと頬を当てた。
…っ!
花火なんて関係ねぇよな…
俺はもう止まらなくなって、莉佳を抱きしめた。
みう
たまに更新します🙌 ※ペア画の受付は現在しておりません 恋愛小説書いています。 まだまだ下手ですが、読んでいただけたら光栄です。 あの...