あの頃のまま。38
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莉佳side
…え?
何が起きてるの…?
あたしは今、哀斗の胸の中にいる…
「あ….いと?」
震える声であたしが口を開くと
「あっ、いや…ごめん」
哀斗はそれだけ言ってあたしを離した。
あたしは何も言えなくて、黙ったまま俯いた。
「そろそろ帰るかっ!」
花火は終わってなかったけど、あたしは「うん」と呟いた。
帰ってくる途中も何処か気まずくて、いつも通り話せなかった…
ねぇ、哀斗。
"ごめん"って何に対して謝ってるの…?
収まらない胸の動機はあたしのただのうぬぼれなの…?
ねぇ、哀斗…
わかんないよ…
みう
たまに更新します🙌 ※ペア画の受付は現在しておりません 恋愛小説書いています。 まだまだ下手ですが、読んでいただけたら光栄です。 あの...