あの頃のまま。42
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修side
「大丈夫かな、あの2人…」
芹那が俺の後ろから心配そうに聞いてきた。
「大丈夫だろ。俺は何でこんな事してんだろうな…」
芹那は俺の呟きには触れずに
「そうだね、大丈夫だよね」
ニコッと言った。
「上手くいったんじゃねぇのかよ…」
「…ん?」
「いや…何でもない」
花火大会の事を思い出す。
哀斗に抱きしめられていた莉佳の事を思い出すだけで胸が痛む。
俺はあの後、あいつらを応援するって決めたのにどうしてこうなんだよ。
"修、せり聞いて!あたし達、付き合う事になったの!"
俺の頭の中では莉佳がこうやって幸せそう報告してくると思ってたから。
本当に調子狂う…
俺の気持ちが変わる前に早くくっ付けよな…
みう
たまに更新します🙌 ※ペア画の受付は現在しておりません 恋愛小説書いています。 まだまだ下手ですが、読んでいただけたら光栄です。 あの...