画像でつながるコミュニティ プリ画像

中編 松川一静

投稿日:
339 0 4 0

「もう、そんなに謝らないでよ」

何度も謝る俺の姿に困り果てた彼女は、手に持っていた鉛筆の後ろを唇の下に置き、何か打開策はないかと呟きながら考え込んだ。



「そうだ、私の専属の雛形になってよ」



これが、彼女との関係が今もなお続く、そして一番俺が俺らしくいられる居場所ができるきっかけとなるとは。その時は思いもしなかった。







「ねえ、今何考えてるの?」

「なんで?」

「口の端が少し上がった」

「んー。お前と出会った時の事思い出してた」

「何それ。思い出に浸るような年でもないでしょ?」

「年じゃなくても浸るときは浸るの」

4
問題を報告
×
この画像を通報します。

ガイドライン違反の不適切内容(卑猥、個人情報掲載など)に対して行ってください。
通報内容は、運営事務局で確認いたします。

ガイドラインを確認したい方はこちら
画像の権利者および代理人の方はこちら

※1画像につき1人1回通報できます。
※いたずらや誹謗中傷を目的とした通報は、
ガイドライン違反としてペナルティとなる場合があります。

問題を報告
×
このコメントを通報します。

ガイドライン違反の不適切内容(卑猥、個人情報掲載など)に対して行ってください。
通報内容は、運営事務局で確認いたします。

ガイドラインを確認したい方はこちら

※1コメントにつき1人1回通報できます。
※いたずらや誹謗中傷を目的とした通報は、
ガイドライン違反としてペナルティとなる場合があります。