中編 松川一静
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「はぁ」
「さっきからどうしたの」
「なんでもない」
「嘘つきは嫌い」
参ったな。
そんなこと言われちゃ、黙ってられないじゃないか。
「…お前のことを守れるような男になったらちゃんと言う」
今はこれで許して、と頬に触れる彼女の手を取り小指を絡めた。
伝わる熱は夏の幻想で終わらないでおくれ。
切なる願いは心の中に。
end
BLUE
ゆっくりと夢小説(主に黒ラノ、テニラノ、ハイラノ)を書かせていただいております。 皆さんのお気に入りの作品がみつかりますように。 い...