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6話⑤

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その日から私達は、毎日夜11時から電話をするようになった。お互いの仕事のちょっとしたグチや、その日あった面白かったことを話しては、『ばっかだなぁ笑』とか言われて笑い合っていた。



毎日電話をするようになってから、約半年が経ったある日___

ブーッブーッ
あれ?涼介さんからだ。また9時半なのに…

「もしもし?」
『あ、もしもし。えっと…』
「どうしたの?こんな時間に電話なんて珍しいね」
『…うん。ちょっと…』
「ん?笑」
『ちょっとね、会いたいなって思って』
「……なんかやなことあったの?」
『んーそれもあるけど!とにかく、会いたいの。』
「そっか、、分かった。」
『じゃあ、場所はメールで送っとくね』
「うん。準備でき次第すぐ行きます」
『ん。待ってる』



涼介さん、落ち込んでるのかな…。じゃあアレを渡すしかない、かな。

7話①へ続く

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