黒ラノ
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氷室先輩の瞳にそんな私が映って、途端に恥ずかしくなり顔を伏せた。
フッと氷室先輩が笑みを溢して、私は身を縮ませた。
氷室「顔を上げなよ」
甘い、好きな人の声が頭上から降ってくる。
いやいやと子供のように首を横に振ると、あごにキレイな指がそっと当てられた。
「!?」
予想通りに上を向かされて、さっきよりも近くなった氷室先輩の顔に驚く。
氷室「目、閉じて」
その言葉の意味は知っている。
私は迷う事なく素直に目を閉じた。
音もなく唇に熱が触れて、それは私を満たしていく。
……氷室先輩。
恥ずかしいから口には出さないけれど、私は……。
ー…貴方に出逢えて本当に良かった。
END
朝日菜
゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*. 代表作(合計604作) *黒子のバスケ 《モノクロ*カラフル -second season-》 ...