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蛍原「……は?」
羽季「あの2人、ほんとお似合いのカップルって感じで羨ましいなぁー」
宮地先輩に、彼女?
全然いそうには見えないし、まさかの年上の人とつき合ってるなんて。
蛍原(『こら、そんな言葉遣いダメでしょ?』みたいな会話をしてたり? つまりは姉さん女房的な感じ?)
ぐるぐると思考が巡る。
あの宮地先輩が尻に敷かれている姿しか想像できなくて、面白いと思いつつも何故か笑えなかった。
長門「羽季ー! 絵里じゃないんだからこっち来て練習しなさいな!」
羽季「うひゃあふ! ごめんなさーい!!」
あわあわとかけて行く茎津を見送る。長門先輩の後ろには相変わらずヒルダがいて、昔から顔と名前だけは知っていたけれど声を聞いたことは一度もなかった。
蛍原(……謎だらけ)
ここを選んで本当に良かったのだろうか。
何故か心が重かった。
゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*. 代表作(合計604作) *黒子のバスケ 《モノクロ*カラフル -second season-》 ...